コンテンツ東京2016@東京ビックサイト

 

6月30日に東京ビックサイトで開催された「コンテンツ東京2016」へ行きました!

www.content-tokyo.jp

 

商談のための展示会なので、私のような学生は少しアウェーでしたが、見ごたえのある作品が多く有意義な時間を過ごせました。展示は招待制なのですが、ご縁で招待券を譲って頂きました。感謝です。

 

当日は10時から12時15分まで行われた先端技術コースの特別講演を拝聴。ゲストにはPixer Animation Studios Camera Operator Sandra Karpman氏、東京大学名誉教授 舘暲氏、東京大学大学院情報工学系研究科教授 廣瀬通孝氏でした。

 

映画『モンスターズユニバーシティ』や『インサイドヘッド』を引用したカメラ演出の説明は面白かったです。オーディエンスの心理、視点やその誘導を意識したカメラワークは、映画を鑑賞している際はその魅力が前提とされていて理解できずにいたものの、今回の講演で改めてご教授いだだくと感嘆するものがありました。Pixerの作品に対する情熱が感じられる講演でもありました。

 

VRのプロジェクト紹介では「hug project(孫の結婚式に、おばあちゃんがVRを通じて参加する、というもの)」に涙が流れそうでした…(笑)

 

VRやARはエンタメではもちろん、それだけでなく、様々な問題の解決策としてもどんどん活用して欲しいと願います。講演でも言及されていましたが、数十年前よりも低価格になったにせよ、現在でも依然としてVRは高額です。まずはイベントなどを通して未経験者に体験してもらう、というのが重要なのではないでしょうか。昔は一部の研究機関でしか使用できなかったものが、今では500円から1000円程度のイベント入場料のみで体験出来るというのは、つくづく恵まれた時代に生まれたと感じます。

 

そういった意味では、私が人生で初めて経験したARが、Rhizomatiks Research・ELEVEN PLAYの公演「border」だったことは非常に贅沢なことでした。2015年12月の時点でこの作品を体験出来たことは非常に先進的でした。個人的には、この作品が登場して以降、ARが語られる際に「現実と非現実の境界を彷徨う体験」という言葉が語られ始めたように思います(界隈の方からすれば、今更!?感はあると思われますが)。

 

www.rzm-research.com

 

またそれから数ヶ月後に開催された「Media Ambition Tokyo 2016」で展示されていた、水口哲也氏、Rhizomatiks Architecture、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科が制作したVR作品「Synesthesua Suit」も、共感覚の体験として革新的でした。

mediaambitiontokyo.jp

 

途中、VRとテレイグジスタンスの説明があったのですが、機械の視点を体験者にVRで映し出させ、コントローラーでそれを操作し相手と競い合う、なんてゲームがあったら面白そうだと思いました(既にありそう)。ドローンレースなど、ドローン目線で試したものはありますよね!

www.youtube.com

(この動画、夜のドバイで撮影していることもあってか、最高に近未来的で興奮する)

 

データを用いた予測の例として挙げられていた「消費予報」も興味深かったです。過去にものを購入した金額や場所から、それらの未来を予測するという、天気予報のような作品。例に挙げられていたのは、「帰りに秋葉原へ寄ると高い支出をする傾向がある…」というもので、分かり易すぎる例に少し笑ってしまいました(笑)

 

公演終了後は各ブースを回った後、撤退!

 

それでは!